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・K田ラダメスデビュー!
いざ進もうイスラエルからエジプト!(語呂が悪いにも程が的)わわわ新ラダメスちょう気になります!早速観にいった友達に「日本語はさておき歌うまいし背高いしかっこよかった」と聞きまして、え、さておいていいの?(黙りなさい)しかし見てみたいです神様将軍!
・スカーレットピンパーネルが霧矢さんで再演!
スカピン大好きなので嬉しですーしかしショーブランは一体誰が。あと優しげフォークスと厳しめデュハーストも気になりMAX!
・アンデルセン彦根公演にひこにゃん!
ほんと腰砕けになるぐらいかわええですよねひこにゃん。そんなひこにゃんとハンスて。四季さんの公式HP見ながら、あまりのほんわかっぷりに溶けてしまいました…!!ひこにゃんが一人でポスター持ってる画像の、あのひこにゃんの足元がたまりません。ひこにゃーん!
やっぱりちょっと古いでしょうか。すみませんアンテナ磨いてきます。
あと何の脈絡もないですが、サイト閉鎖の前に最後にトップに置いてたタンブルカッサのSS、メールでもいっかい読みたいと有難いお言葉頂いたのでつづきに載っけておきます。どんぞですー
☆タンブルカッサ
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「私、タンブルに嫌われてしまったのかもしれないの」
月夜の湖面を思わせる瞳で、カッサンドラは溜め息をついた。
ディミータとジェリーロラムは思わず顔を見合わせる。
「…そんなことないんじゃない?」
「そうかしら。なんだか私への態度が冷たくなってしまって」
ジェリロの言葉にもカッサンドラは耳を貸さず俯く。
ディミータがなんだかもう心底どうでもよさそうに言う。
「じゃあ、あんたの背中にぬるっと寄り添ってるのは誰なわけ?」
タンブルブルータスはひたすらカッサンドラの耳を凝視していた。
ジェリロとディミータと別れ、古びたタイヤの上で星空を眺める。
「ひどいわタンブル、私のことを2分も放っておくなんて」
「カッサンドラ…」
「お詫びに何か歌ってちょうだい」
「…。…地獄さえもー」
「あら風が出てきたわね帰りましょう」
タンブルは口を「と」の形にしたまま頷いた。
そして、必要以上にぬるりと滑らかな動きでタイヤから降りる。
それからカッサンドラが降りやすいよう、無言で手助けしてやる。
いつものやり方だった。何百回と繰り返してきたいつもの動作。
それが嬉しくて、同時になぜか泣きたい気持ちになる。
「ねぇタンブル。私達はずっと一緒だったわね」
「…ああ」
「これからも、あなたは変わらないかしら」
「…ああ」
並んで道を歩きながら、カッサンドラの掴めない問いにただ頷く。
「これからもあなたはぬめってて、Y字で、低音ボイスなのかしら」
「…ああ」
「初見の人に存在すら認知してもらえなくて、いたっけ?とか言われて」
「…ああ」
「『途中サボテンしてる猫』って説明して、分かってくれる人が半分で」
「…ああ」
「その半分の人にも、『マイナー!』とか言われるのかしら」
「…。」
心なしか、タンブルの歩みが遅くなる。
気づかないふりをしながら、カッサンドラは続ける。
「でも耳が可愛い、誰よりも一番かっこいい猫でいてくれるのかしら」
数秒の間があって、それから無言の返事の気配。
「ありがとう、タンブル。…ねぇ、約束の印に何か歌ってちょうだい」
「地獄さえもーともだ」
「まぁ今夜は本当に月がきれいだわ」
「ち」の形に口を開いたままの影に、ふわりと小さな影が寄り添った。
おわり